Monthly archive: December 2020

【12月17日】ゼミ活動のご報告

post date and time:   2020-12-24   contributor:   K.I.

皆様、こんにちは.
今年は,本日が最後のゼミとなりますが,いつものようにご報告させていただきます.

本日は,張さんとイェさんが事例研究,私が研究の進捗発表になります.

発表順
<オノマトペサウンドカルタ> by 張さん
・マンガをモチーフにした擬音・効果音を聴いて,すばやく場のカードを取るカルタです.
 また,カルタ遊びだけはなく,音声による擬音や効果音を聴いてオリジナルストーリーを作るといった遊び方もできます.
・ゲーム性は高いですが,学習ゲームに音声を取り込むといったアイデァは使えるかもしれません.

<どんな防災ゲームが売れるのか?>by イェさん
・社会的視点から,以下の3つの教材を紹介してもらいました.
 Withコロナ東京カルタ
 東京都防災模試
 東京防災アプリ
・イェさんからは,それぞれの教材へのコメントがありましたが,東京都防災模試と東京防災アプリは,多くの方が経験あるかもしれません,東京都防災模試はスマホでスキマ時間に体験できるので,結構面白いかもしれません.

<研究進捗発表>
・私の研究進捗は順調とは言えませんが,なんとか進んでいるといった感じです.
いつものことながら藤本先生や張さん,イェさんからは有意義な意見を聞くことができました.

次回のゼミは来年,1月7日(木)の予定です。

今年度は,たくさんの方に読んでいただきまして,ありがとうございました.
来年も毎週,情報を発信していきますので,よろしく,お願いします!!

【12月10日】ゼミ活動のご報告

post date and time:   2020-12-13   contributor:   zhang

こんにちは。M1の張です。

早速ですが、今回のゼミ活動をご報告させていただきます。

今回は、K.I.さんと張が文献の輪読、イェさんが研究テーマの関連論文の発表でした。

文献輪読

インストラクショナルデザインの理論とモデル』 C M.ライゲルース、A.A.カー=シェルマン by K.I.さん

第9章 シミュレーションを用いたアプローチ

第10章 スキルの発達を促進する

・第9章では、シミュレーションは学習者の集中度と全体把握スキルを向上させ、多様なパフォーマンスの文脈における学習者のスキル統合を向上させ、動的パフォーマンス範囲を利用して多様な学習進度に対応し、学習が動的システムにおいて時間経過とともにパターンを見つけることを助けます。第10章はスキル開発の共通知識基盤を明らかにしました。

ルールズ・オブ・プレイ』 ケイティ・サレン、エリック・ジマーマン by 張

第26章 物語の遊びとしてのゲーム

・ゲームを物語の空間として捉えようとする前提で、「物語は一体ゲームのどこに存在している」や「どのようにしたらゲームを物語の経験としてデザインできる」「どういった種類の物語の経験がゲームを可能にする」など浮かんでくる問いについて検討しました。

研究テーマの関連論文 by イェさん

ゲームを利用した第二言語習得の事例とその研究に関する論文をいくつか紹介してくださいました。事例の内容だけではなく、調査の実施やデータの分析などの方法論についてもディスカッションを行いました。

年内のゼミもあと1回!事例研究の回になります!

お楽しみに!!

【12月3日】ゼミ活動のご報告

post date and time:   2020-12-06   contributor:   Ye Zhiqing

皆さんこんにちは!叶です。早速今週のゼミ活動を報告させていただきます。
今週は主に事例研究の週で、皆さんの発表内容は以下の通りです。

(発表順です)

● 『ローカルダイアログ』(K.I.さん)

K.I.さんは、実際の個人参加経験を踏まえて、『ローカルダイアログ』と呼ばれ、自分たちが暮らしたいまちの姿を考え、カードを使って対話しながら、まちづくり戦略を作っていく、というワークショップを紹介してくれました。『ローカルダイアログ』における楽しさと学習は、参加者の意思決定、意見交換、知識の共有により生じた、ということは注目に値するでしょう。

● 『RE:コロキュアル』(叶)

『RE:コロキュアル』は2019年7月に配信された、父が経営する英会話スクールを立て直せる物語を舞台にした英語会話学習ADVゲームアプリです。スマホ時代における、ゲームと学習の組み合わせの勇敢な試みとみなされるこのアプリでは、ゲーム要素と英語学習要素がうまく融合している点もありますが、残っている課題もかなり多いと思われます。英語学習ゲームアプリはどのように位置づけるかとの問題(これは多分研究者もゲーム・教材開発者にとっても厄介なのですが)を回答する際、そのターゲットの利用者は誰か、即ちそのプレイヤーのポートレートを考えねばならないのではないでしょうか。

● 研究進捗(張さん)

張さんは新バージョンのボードゲームと、その改良したルールを丁寧に説明してくれました。張さんは今回のゲームをパワーポイントでデジタル化してくれて、オンラインファイルの共同編集の機能を活用することにより、オンラインでもゼミ全員が張さんのゲームを楽しめられました!実際に遊んでみると、同じゲームカードでも、実は色々な形で遊べるのも明らかになりました。

(雑談ですが)今回のゼミでは、前できないと思ったことは、実は手間をかければ、オンラインでもなんとかできると感じます。これは多分コロナ時期からこそできた新たなマインドセットなのではないでしょうか。

今回のゼミ報告は以上です。次回の報告をお楽しみに!