東京大学 大学院情報学環 藤本研究室
Monthly archive: July 2021
post date and time: 2021-07-03 contributor: masui
M1の升井です。お世話になります。
7月1日のゼミは、文献研究とプレイセッションの2本立てでした。
SSwacha, J. (2021). State of Research on Gamification in Education: A Bibliometric Survey. Education Sciences, 11(2), 69. MDPI AG. Retrieved fromhttp://dx.doi.org/10.3390/educsci11020069
ゲーミフィケーションの研究動向について統計的にまとめた論文でした。
9つのRQを中心に様々な観点でゲーミフィケーションの論文が分析されていて、中でも気になったのはスペインでゲーミフィケーションの研究が盛んなことでした。
多くの国々でゲーミフィケーションが研究されている中、日本でもゲーミフィケーションの研究が進むことに期待しています。
また、研究の手法として、論文のタイトルに入っている単語で条件を設定して分析していたので、自分も論文のタイトルを考えるときは、この手のリサーチに引っかかるように戦略的にタイトルに含まれる単語を工夫しようと思いました。
今日はK.I.さんが友人たちと開発した?「スマホの写真バトル」(名前は私が勝手に名付けました)をZOOMでプレイしました。
ゲームのルール概要は以下の通りです。
・親となった人が「〇〇な写真」というお題を出します。
・全員で自分のスマホの写真ストレージの中から一番お題に適した写真を選びます。
・一斉に写真を見せ合い、写真の説明をしていきます。
・1位、2位、努力賞を決めます。
・一回りして、一番ポイントの高い人が勝利です。
要するに、お題に合った写真を出せればいいというルールですので、写真のストックがあればあるほど有利にバトルを進められます。私は、スマホであまり写真を撮らないので苦戦が予想されました。
実際にあったお題では、「ほぼ猫な写真」というものが出て、自分のストックを一生懸命探しました。
すると、2020年8月に1人で寂しく「無添くら寿司」という回転ずしチェーンに行き、5皿食べると1回できるゲームで射止めたガチャの写真があるではないですか。
足先だけマーメイドになっている…ほぼ猫といっていいでしょう。
この写真で見事、1位になることができました。
日の目を見ることがないと考えられていた「覗き見にゃーメイド」の写真が約1年の時を経て、奇跡的に役に立ちました。
総合1位は張さんが獲得し、張さんは何と1万3000枚の写真のストックがあったそうです。
身近なちょっとしたモノからアイデア次第で遊びになるという、とても参考になる楽しいプレイセッションでした!