東京大学 大学院情報学環 藤本研究室
Monthly archive: November 2022
post date and time: 2022-11-17 contributor: yangxiao
皆さんこんにちは。研究生ヨウです。
11月10日ゼミ活動の報告をさせていただきたいと思います。
今回のゼミ発表では、イェさんの文献研究と大空さんの「遊びの教授手段としてのロールプレイ」に関連した論文の研究&紹介とヨウの進捗報告でした。
Ⅰ 文献研究 M-GTA「質の研究への誘い」(15章、17-19章)(イェさん)
イェさんの文献研究は、木下先生の著書の十五、十七、十八、十九章に基づいて、以下の①②③④の四つの部分を中心に詳しく、明らかに紹介していただきました。また、文献を読むため作ってくれたマインドマップのおかげで、読みにくい本がわかりやすくなりまして、大変勉強になりました。
① 分析ワークシートの完成と概念の精緻化
② カテゴリーの生成
③ 結果図とストーリーラインの作成(分析のまとめ方)
④ 論文執筆前と執筆中の要点
Ⅱ 文献研究 理科教育へのロールプレイに関して取り扱う論文(大空さん)
大空さんは、理科学習におけるロールプレイの導入の可能性と効果を中心に、三つの論文(「理科教育におけるロールプレイとその可能性」、「理科学習へのロールプレイの導入とその教育的効果」、「ルールプレイによる知識の定着と保持に関する一考察 ――小学校第6学年『人の体のつくりと働き』における実践から――」を通して、以下の三点によって、理論と実践面の両方面からご紹介くださいました。
① ロールプレイとは(理科教育における)
② ロールプレイの分類(ゲーム;プレゼンテーション;メタファー的ロールプレイ;アナロジーロールプレイ;シミュレーション;劇場ロールプレイ)と具体例
③ ロールプレイによる教育的効果(理科学習への理論上と実践上)
結論としてのまとめは、
ⅰ. ロールプレイは学習手段として有効、
ⅱ. アナロジーロールプレイは高い記憶定着率誇る、
ⅲ. その背景には当事者意識の醸成構造的理解の把握がある、となります。
理科学習へのロールプレイの導入、非常に興味深い研究論文と思います。興味をそそられただけでなく、自分の研究の方向性を考える上でもとても役に立ちました。
Ⅲ 研究方向についての進捗報告 (ヨウ)
前学期のゼミ発表で、教育用ARGの構造と応用は、デザインパターンから一般的なパターンを抽出できるかどうか、またすべでの教師が自分のARGゲームをデザインすることは可能なのか、という問題提起の部分を中心に、以下の三点の通して、今後の研究方向についてご報告いたしました。
① 教育用における代替現実ゲーム研究の目的・意義、
② サポーターとしての代替現実ゲームの実現の可能性、
③ 教育用の代替現実ゲームへのAI技術導入の可能性とそのデザイン・制作
ゼミで、先生と皆さんに貴重なご指導ご意見をたくさんくださいまして、自分の未来の勉強にも研究にもたいへん役立つになります。本当にありがとうごさいます。
今回の報告は以上の通りです。最後までお読みいただきありがとうございます。また来週!
post date and time: 2022-11-17 contributor: snii
藤本准教授の報道番組への取材協力がここ最近2件ありましたのでご紹介します。ぜひご覧ください🌰🍁
・読売テレビ「かんさい情報ネットten.」
エデュテインメントの特集コーナーでコメントが紹介されました。
放送日時:11月3日(木) 15:50-19:00
・KTSライブニュース 11/2(水)18:09~ 特集コーナーでオンラインインタビューに協力しました。
下記動画の記事です。
漁協組合長が教える「eスポーツ」 ゲームを通した学びとは【鹿児島発】|FNNプライムオンライン
私も上記リンクの記事を読みましたが、以下のコメントに完全同意です。
岩元良祐さん:
1人でインターネットサーフやゲームをしても、見つけられる発見は1人分。共同スペースにいると、たくさんの友達から情報や新しい発見が生まれることもある。
1人でポケモンユナイトをプレイしていても上手くなるのには限界がありますが、上手い人にプレイを見ていただいてコーチングいただくと、自分のプレイのどこが悪いのか指摘をいただけたり、表には出てこない情報(仲間にゴールを踏んでもらうとゴール時間が早くなる、など)が発見されて驚いたりした記憶があります。
ポケモンの新作が明日発売されるので、楽しみです🔥💧🌱✨