東京大学 大学院情報学環 藤本研究室
Monthly archive: August 2023
post date and time: 2023-08-31 contributor: osora
皆さんこんにちは。大空からの活動報告です。
今月は、先週末に行われた<夏休み親子ゲームジャム2023@東京大学>についてご報告します。
2日間どのような活動が行われたのか振り返りつつご紹介していきます。
※ゲームジャムとは、初対面の人と一緒に短時間でゲームをつくるというイベントです。
【1日目】ゲームプレイによるインプット
1日目は、実際にゲームをプレイすることがメインでした。
ここで、共通のゲームプレイの体験を経ることで、共通言語を持った状態でゲーム制作に取り組むことができます。ゲームを通してお互いを知る機会でもあるので、ゲームを楽しんでいるうちに、徐々に緊張が解けていった様子も見られました。
またゲームプレイの合間に、親御さんにはゲーム制作や創造性に関する導入講義を、お子さんにはチャレンジゲームに取り組んでいただきました。本ワークショップは、財津さん(研究員)の研究としての面もあり、その効果や新たな発見に関しては、今後報告される予定です。
ちなみに、僕はチャレンジゲームの進行も務めたのですが、子ども達の豊かな創造性や感性に触れることができ、自分にとっても学びが多かったです。
最後に、本ワークショップでつくるゲームのテーマ「地球温暖化」が発表され、皆さんどのようなゲームをつくろうかとお話されながら1日目を終えました。
【2日目】ゲーム制作によるインプット
2日目は、いよいよゲームを作る本番です。外部からゲームデザイナーの方もお招きし、2〜3組の親子でグループを結成し制作に取り組みました。
午前中は、どのようなゲームをつくるか全く見えない状況から「地球温暖化」というテーマに対する課題を発見し、その中から具体的にコンセプトをつくることを目指して、付箋やフローチャートを使いながらアイデアを整理していきました。
どんな内容を知ってほしいのか、それをどの程度学んでもらいたいのか、どのような場面で遊んでもらいたいのかなど、具体化させていくことで、ゆるぎないコンセプトをつくることに励みました。
午後からはどのグループも、そのコンセプトに従って、昨日プレイしたゲームに基づいたルール構築とプロトタイプの制作に移りました。
しかし、ここで最も多くぶつかる課題がゲームが面白くない、現実っぽくならないということです。ここからは、改めてコンセプトに立ち戻り、ゲームと照らし合わせながら改良を加えていく必要があります。
かなりハードは作業ですが、親御さんはもちろん、お子さんもしっかり改善のアイデア出しを行い、どんどんブラッシュアップされていきました。
制作したゲームの発表時間になる頃には、どのチームもテストプレイを繰り返し、しっかりと遊べる状態になっていました。
実際に、他のグループのゲームを遊んだ子ども達からは「楽しかった」「もう一度遊びたい」という声もあり、すべてのチームがゲーム制作を行うことができました。
丸一日、普段使わない頭を使って皆さんかなりお疲れのようでしたが、しっかりとやりきった達成感に満ちた表情をされていました。
以上が、報告となります。
僕個人としては、2年目の参加ということもあり、よりオペレーショナルな部分でもさらに良くなったと実感しています。
また来年行われることが楽しみですし、藤本研究室では親子ゲームジャム以外にもマインクラフトを使ったワークショップも行っています。
こうした場で皆さんとぜひ直接お会いできればと思うので、研究室ブログもときどきチェックしてみてください。
それでは!
post date and time: 2023-08-31 contributor: snii
財津特任研究員が、先日開催した<夏休み親子ゲームジャム2023@東京大学>の開催報告をnoteに書きましたのでご紹介します☺️
https://note.com/saikorojuku/n/na4cf700e768e
アクションゲームあり、カードゲームあり、6グループでそれぞれ個性あふれるゲームが完成し、盛会となりました✨
当日できあがったゲームのルール等の詳細については追って別の記事でご報告いたします。
取り急ぎのご報告となりますが、参加いただいた皆様、そしてファシリテーターとして参加いただいたゲームデザイナーの皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。どうもありがとうございました!🎲🌟
post date and time: 2023-08-30 contributor: snii
東大新聞オンラインで日本シングルマザー支援協会様と藤本研究室との共同研究を取り上げていただきましたのでご紹介します📰✨🏝️
post date and time: 2023-08-25 contributor: snii
財津特任研究員が理事として所属する「日本ボードゲーム教育協会」のメンバーで取材を受けた記事「【専門家に聞く】ボードゲームで子供の思考力UP! 楽しく遊ぶコツとおすすめゲームも紹介」が公開されましたのでお知らせします。
ボードゲームに期待できる教育効果や、おすすめのボードゲーム、親子で遊ぶ際の注意点について書かれています。ぜひお読みください🌻🌺🐈✨
post date and time: 2023-08-23 contributor: snii
東京大学大学院情報学環 渡邉英徳研究室と藤本徹研究室は、8月4日(金)- 5日(土)に、広島テレビ本社で行われるMinecraftワークショップ「教育版マインクラフトで広島の歴史を学ぼう」を開催しました。当研究室からは藤本准教授とM1の濱田さんが参加しました。
そのワークショップの開催報告が渡邉英徳研究室のWebページで公開されましたので共有いたします。ワークショプの様子が丁寧に書かれていて、読み応えがありました。ぜひご覧ください🧱⚒️✨
post date and time: 2023-08-17 contributor: snii
一般社団法人日本シングルマザー支援協会(本社:神奈川県横浜市、代表理事:江成 道子、以下「日本シングルマザー支援協会」)と国立大学法人東京大学大学院情報学環(所在地:東京都文京区、学環長:山内祐平、藤本徹研究室(准教授:藤本徹)/以下、東京大学)は、シングルマザー自立支援教育プログラムの開発と評価に関する共同研究を開始しました。
■共同研究の目的
この共同研究は、日本シングルマザー支援協会が推進する”シングルマザーの自立支援プログラム”(「MES(ミーズ)」・「ひとり親コンシェルジュ®」)によって、「シングルマザーの経済的・精神的自立を確立し、こどもを笑顔にできる自立した親で溢れる社会」を実現するために、プログラムの学術的な評価と改良・システム化を確立することを目的としています。
■共同研究の内容
・「ひとり親コンシェルジュ®」及び「MES(ミーズ)」を個人の状況に合わせて提供し、効果を高めるための基本モデル構築
・ シングルマザーの個人の特性把握を行う診断ツールの開発
・ ひとり親コンシェルジュ®育成の体系化、システム化に向けたプログラム改訂案の検討
■研究代表者コメント
東京大学大学院情報学環 准教授 藤本徹
本共同研究プロジェクトでは、プレイフルな学びや楽しい経験を成長に活かす研究からの知見を、シングルマザーの自立支援に応用し、個々人の状況に応じた自立支援の基盤をアップグレードするための研究に取り組みます。性格傾向や行動特性の評価手法や学習支援の個別化などの仕組みを提供し、社会復帰を目指す人々の個性やポテンシャルに応じた付加価値を高める支援の充実や、将来の成長につながる楽しい学びの入口を創ることに貢献し、研究成果を広く社会に発信したいと考えております。
一般社団法人日本シングルマザー支援協会 代表理事 江成道子
設立から10年、シングルマザーの自立支援に特化した活動をしてまいりました。数千人の相談から見えてくる情報を分析することで、難しく考えることなくシングルマザーが自立へと歩める仕組みを構築していきたいとの願いを持っていました。本共同研究プロジェクトにて、藤本先生方のお力を借りることで、更なる可能性を引き出せることと思います。シングルマザーの自立は、シングルマザー家庭のこどもの未来に大きく影響を及ばします。この研究を経て、ひとりでも多くのこどもたちの可能性を拡げていけると信じています。
■日本シングルマザー支援協会について
概要:女性が子どもを育てながら働きやすい社会を目指し、2013年に設立。就職・転職がうまくいく「年収アップ」の支援、仲間が増える「コミュニティ」、人間関係が円滑になる「コミュニケーション力」を提供しています。それを体系化し「M E S(ミーズ)」というシステムの基、女性の経済的、精神的自立を支援しています。
代表理事:江成道子
会員数:10600 名(2023年6月時点)
事業内容:シングルマザー自立支援、女性起業支援、企業コンサルティング、各種研修事業
行政受託事業、地方移住支援
URL:https://シングルマザー協会.com
■東京大学大学院情報学環 准教授 藤本徹
東京大学 大学院情報学環 藤本研究室は、人の学びや成長につながる「楽しい経験(Ludic Experience)」を創り出す学習コンテンツの開発や、教育プログラムのデザイン方法論を研究しています。
研究室ウェブサイト:
https://ludixlab.net/
【本件に関してのお問い合わせ】
〒221-0835
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-12-10千菊ビル301
一般社団法人日本シングルマザー支援協会
担当:副代表 山木三千代
yamaki@mother-support.org
〒113-8654 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学大学院情報学環 藤本徹研究室
担当:特任研究員 坂井 裕紀
ludix-contact@ludixlab.net
post date and time: 2023-08-16 contributor: snii
藤本准教授が先日取材を受けた朝日新聞EduAの記事が配信されましたので、ぜひご覧ください💫
本誌の冊子版の方では「教育的観点からのゲームレビュー」のマインクラフト🍎⛏️や桃鉄🍑🚃のレビューが紹介されています。
post date and time: 2023-08-02 contributor: haruguchi
修士2年の春口拓人です。
夏季休業中の活動報告について、まだ8月が始まったばかりですが行わせて頂きます。
昨日の8月1日に、研究員の財津さんとUnityの勉強会を行いました。
財津さんから、Unityを使ったゲームの製作について教えて欲しいと要望を頂いたため開催した勉強家になります。内容はごく一般的なブロック崩しの制作を通してUnityの使い方を学んでいくというものです。参加者は私と財津さんの2人でした。
基本的に私の作った資料を使って要件定義から完成までを一緒に行っていくという形で進めましたが、以下のようなチャレンジ課題をいくつか用意して要所の部分で財津さんご自身で考えて頂く場面を作りました。
内容そのものは基礎的なものですが、C#やUnityが初めての経験だった事やプログラミングも現在勉強途中との事でしたので、チャレンジ課題はほど良い難易度のものになっていたかと思います。
ご自身で考えて実装したものがきちんと動くかを祈るように確認し、上手くいって喜んだり、上手く行かなくて考え直したりする場面も度々有り、まさにゲーム作りの楽しさを一緒に感じられたのではないかと思います。
実に6時間にも及ぶ長丁場となりましたが、財津さんには集中を切らす事無く気になった所を適宜質問して頂きながらお付き合い頂きました。大変お疲れさまでした。
実際の開発ではUnityに元からある機能だけでなく外部のアセットやライブラリを使いながらより複雑な機能の実装を行いますが、そこまでの内容を入れる事が出来なかったため今後はそうした部分にも触れて行けると良いなと考えています。
以上が春口の8月の生存報告になります。