東京大学 大学院情報学環 藤本研究室
投稿日時: 2020-12-06 投稿者: Ye Zhiqing
皆さんこんにちは!叶です。早速今週のゼミ活動を報告させていただきます。
今週は主に事例研究の週で、皆さんの発表内容は以下の通りです。
(発表順です)
● 『ローカルダイアログ』(K.I.さん)
K.I.さんは、実際の個人参加経験を踏まえて、『ローカルダイアログ』と呼ばれ、自分たちが暮らしたいまちの姿を考え、カードを使って対話しながら、まちづくり戦略を作っていく、というワークショップを紹介してくれました。『ローカルダイアログ』における楽しさと学習は、参加者の意思決定、意見交換、知識の共有により生じた、ということは注目に値するでしょう。
● 『RE:コロキュアル』(叶)
『RE:コロキュアル』は2019年7月に配信された、父が経営する英会話スクールを立て直せる物語を舞台にした英語会話学習ADVゲームアプリです。スマホ時代における、ゲームと学習の組み合わせの勇敢な試みとみなされるこのアプリでは、ゲーム要素と英語学習要素がうまく融合している点もありますが、残っている課題もかなり多いと思われます。英語学習ゲームアプリはどのように位置づけるかとの問題(これは多分研究者もゲーム・教材開発者にとっても厄介なのですが)を回答する際、そのターゲットの利用者は誰か、即ちそのプレイヤーのポートレートを考えねばならないのではないでしょうか。
● 研究進捗(張さん)
張さんは新バージョンのボードゲームと、その改良したルールを丁寧に説明してくれました。張さんは今回のゲームをパワーポイントでデジタル化してくれて、オンラインファイルの共同編集の機能を活用することにより、オンラインでもゼミ全員が張さんのゲームを楽しめられました!実際に遊んでみると、同じゲームカードでも、実は色々な形で遊べるのも明らかになりました。
(雑談ですが)今回のゼミでは、前できないと思ったことは、実は手間をかければ、オンラインでもなんとかできると感じます。これは多分コロナ時期からこそできた新たなマインドセットなのではないでしょうか。
今回のゼミ報告は以上です。次回の報告をお楽しみに!
カテゴリー: Lab news 作成者: Ye Zhiqing パーマリンク