投稿日時:   2025-05-11   投稿者:   fhasuike

【5月8日】ゼミ活動のご報告

こんにちは!M1の蓮池です。

Ludix Labに所属してから、初めてNews記事を作成いたしますので、お手柔らかに読んでいただけると幸いです。

ゴールデンウィークが終わり、研究活動に一層熱心に取り組む時期となりました。今回は、 関連論文紹介と研究員によるプレイセッションという豪華な内容でした!

それでは早速、今回のゼミの様子をお届けします!


大空さん(M2)による関連論文紹介

大空さんは、研究倫理教育に資するカードゲーム教材「QRP GAME」の開発背景と評価計画について3つの関連論文の紹介を踏まえながら、詳細に発表されました。「QRP GAME」では、疑わしい研究活動(QRP)をカード化した疑似体験型のゲームを通じて、参加者自身が倫理判断力を養えるのが大きな特徴です。

設計段階ではADDIEモデル(Analysis, Design, Development, Implementation, Evaluation)に沿ってα版からγ′版まで段階的にブラッシュアップされていました。評価手法として、関連論文の「研究倫理教育効果の評価手法に関する試行的考察1」を参考にして、カークパトリックの4段階評価モデル(反応・学習・行動・成果)をベースに、ワークショップ直後の満足度アンケートや事前・事後のQRP把握度評価を行うことを提案されました。

また、研究不正に関する倫理観の変化を評価するために、関連論文の「研究不正に関する態度・価値尺度の改変可能性の検討2」及び「公正感受性尺度日本語版(JSI-J)の作成3」を参考にして、公正感受性尺度を6段階評価によって評価することを提案されました。

発表後のディスカッションの時間では、アンケート項目の改善点等が活発に議論されました。

大空さんの今後の研究活動が楽しみです!


研究員の広瀬さんによるプレイセッション

ゼミ後半は、研究員の広瀬さんによる、自己理解を深めるワークショップ「ココロミ」を実施しました。まず「Work・Fun・Learning・Love・Health」の5領域について自己評価シートに100点満点で点数を付け、その後「自分の好きなこと」を6つリストアップしました。それらを深掘りするとともに、関連キーワードをマッピングして自身の価値観を可視化しました。最後に自身の考え整理して、「自分のIKIGAI(生きがい)」を考えるといったワークショップでした!

ワークショップ中には、グループでの発表の機会があり、他の参加者の価値観を理解したり、自分の考え方に対するフィードバックを受けることで、自分では気づきにくい強みを発見する貴重な時間となりました!

私自身、「ココロミ」のワークショップを通じて、自分の生きがいを言語化でき、素晴らしい体験を得られたと感じています。

「ココロミ」ワークショップ中の様子も掲載します!

最後には、坂井先生から性格特性・思考・行動スタイル診断「キャラフルレインボー」についての説明が少しありました!

また、時間がある時に「キャラフルレインボー」を活用して、自分自身についてより深ぼることができたらなと感じました!


以上、5月8日のゼミ活動の報告でした!

それでは、また!

  1. 有澤和代, 神里彩子. 研究倫理教育効果の評価手法に関する試行的考察-倫理審査の質向上を目的とした倫理審査委員の教育・研修を題材として. 生命倫理. 2019 Sep 26;29(1):112-20. ↩︎
  2. 景山千愛. 研究公正に関する態度・価値尺度の改変可能性の検討: HIT-Res (How I Think about Research) の分析をもとに. Studia humana et naturalia. 2020 Dec 25(54):115-27. ↩︎
  3. 橋本剛明, 唐沢かおり. 公正感受性尺度日本語版 (JSI-J) の作成. 心理学研究. 2019;90(5):503-12. ↩︎
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