Monthly archive: November 2025

藤本教授が 「ゲーミフィケーション カンファレンス QUEST」に登壇 しました

post date and time:   2025-11-27   contributor:   shokotange

2025年11月21日、東京・丸の内の Tokyo Innovation Base にて、社会を“やりたくなる”で満たすための実践と議論の場 ―「ゲーミフィケーション カンファレンス QUEST」が開催されました。株式会社セガ エックスディー(SEGA XD)と ゲーミフィケーション研究所が主催のこの場には、産官学民のトップランナーが集い、ゲームの力を社会や生活にどう活かすかが語られました。

藤本教授は、「ゲーミフィケーションの現在地と未来」の基調講演に登壇し、岸本 好弘 氏(遊びと学び研究所)や谷 英高 氏(ゲーミフィケーション研究所 所長/SEGA XD CEO) らとゲーミフィケーションの現在地と未来について議論を深めました。
また、「Gamification Award 2025」表彰式では、審査委員としてゲーミフィケーションを活用している優れた取り組みを実施した企業・団体に表彰を行いました。

今回の QUEST は、ゲームを「遊び」から「社会の仕組み」や「行動を促すデザイン」へと拡張していく、その現在地と未来の可能性を強く感じさせるイベントとなりました。

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「ゲームの遊びと学びの未来フォーラム in 富山」開催のお知らせ(12月20日)

post date and time:   2025-11-14   contributor:   shokotange

2025年12月20日(土)、富山県民会館にて 「ゲームの遊びと学びの未来フォーラム in 富山」 を開催します。
ゲームは、娯楽としてだけでなく、学びの可能性を大きく広げる力を持っています。本フォーラムでは、ゲーム活用の最前線で活動する研究者や実践者が集まり、その事例や未来の展望をわかりやすく紹介します。教育現場で新しいアプローチを探している教員の方、教育事業に携わる方、そしてゲームと学びの関係に興味を持つ学生や一般の方まで、どなたでもご参加いただけます。
参加費は無料ですので、どうぞお気軽にお申し込みください。

■ 開催概要

● 日時
2025年12月20日(土)13:00〜17:30

● 会場
富山県民会館 701・702 教室

● 主催
東京大学大学院 藤本徹研究室

● 協力
NPO法人 Educe Technologies、株式会社理想経営、富山本物研究所、 ICHIRYU TOYAMA

● 協賛
株式会社イオンファンタジー
株式会社ケーイーシー、株式会社KEC Miriz
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
一般社団法人日本シングルマザー支援協会 ほか

● 後援
東京大学大学院情報学環メディア・コンテンツ総合研究機構

● 参加費
無料

● 参加申込
https://forms.gle/vMxA1JukjXpkGnbQA

【活動報告】坂井特任研究員が Southern Oregon University(SOU)で特別講演をいたしました

post date and time:   2025-11-14   contributor:   shokotange

2025年10月29日(現地時間)、坂井特任研究員が米国 Southern Oregon University(SOU)にて特別講演「Solving Problems with Gamification and Playfulness」を行いました。
本講演は学生・教職員に加え地域住民の皆様にも開かれたオープンイベントとして開催されました。

講演の前半では、Ludix Lab の活動を取り上げ、「Learning Through Play: Toward a Playful Society(遊びを通じた学び:プレイフルな社会へ)」という研究理念を説明し、研究室が目指す“Ludic Experience(遊び心と楽しさをともなう経験)”を実現するための教育デザインや教材開発の取り組みを示しました。

続くパートでは、今回のテーマである ゲーミフィケーション について、ゲームが持つ「目標」「ルール」「フィードバック」「任意性」といった基本要素がどのように学習体験の構造をつくり出すのかを解説しました。さらに、それらが学習意欲の向上や行動変容の支援にどのように活用されるかを、教育ゲームの事例や自身が手がけた教材を用いながら説明しました。また、「階段利用を促すアイデア」「高齢者施設での退屈の軽減」「学習意欲の向上」などを題材としたワークも行われ、参加者自らがゲーム的思考を使って課題に向き合う体験型のセッションとなりました。

本講演は、Ludix Labの研究や実践を海外へ発信する大きな機会となりました。

藤本研究室説明会(11/5)動画を公開しました

post date and time:   2025-11-13   contributor:   shokotange

2026年度東京大学大学院学際情報学府入試への出願予定者の方を主な対象として、2025年11月5日に藤本研究室説明会を開催しました。

藤本研究室でどのような活動をしているか、どのような研究で指導を受けられるかを説明しました。
当日の説明会の様子を動画で公開しましたので、藤本研究室への入室を希望する方や、当日やむなく参加できなかった方は、ぜひご覧ください。

藤本教授が「ReHacQ」に出演しました!

post date and time:   2025-11-06   contributor:   shokotange

藤本教授が、YouTube番組 「ReHacQ(リハック)」 に出演しました。
今回のテーマは、「学習に革命!遊びながら学ぶ最新の教育とは?」

番組では、ゲームの仕組みを活かした「遊びながら学ぶ」学習デザインについて、最新の研究事例や教育現場での実践を交えながらお話ししました。

近年、教育の在り方は大きく変化しています。AIやデジタル教材の活用が進む中で、ただ知識を覚えるだけでなく、「どう学ぶか」「どう楽しみながら学ぶか」がますます重要になっています。
この対談では、学びをより主体的で創造的なものに変えるためのヒントをお届けしています。

ぜひご覧ください。

🎥 番組はこちら:
👉 ReHacQ「学習に革命!遊びながら学ぶ最新の教育とは?」

桃鉄教育版で授業を開発!ワークショップ

post date and time:   2025-10-31   contributor:   shokotange

 本ワークショップでは、『桃太郎電鉄 教育版』を実際に体験しながら、その教育的活用の可能性について考えます。講師には、マインクラフトを活用した授業で世界的に注目を集めた立命館小学校の正頭英和先生をお招きし、ゲームを活かした授業デザインの発想プロセスを参加者とともに探ります。教育現場での活用事例に興味のある教員・学生・教育関係者の方々のご参加をお待ちしています。

日時: 2025年11月30日(日)14:00〜17:00

会場: 東京大学本郷キャンパス 情報学環・福武ホール 福武ラーニングスタジオ1-3

主催: 東京大学 藤本徹研究室

協力: NPO法人 Educe Technologies、株式会社コナミデジタルエンタテインメント

後援: 東京大学大学院情報学環メディア・コンテンツ総合研究機構

対象: 『桃太郎電鉄教育版』利用登録教育機関の教職員
(ゲーム体験や資料作成ができるご自身のタブレットやノートPCをご持参いただける方)

定員: 30名

参加費: 無料

参加申込:こちらから

文化・人間情報学コース入試説明会と藤本研究室説明会のお知らせ(2026年度入学)

post date and time:   2025-10-15   contributor:   shokotange

藤本研究室が所属する文化・人間情報学コースの入試説明会が11月3日(月)14時から福武ラーニングスタジオ&Zoomで開催されます。
学際情報学府に入学して藤本研究室で活動したい方は、どうぞご参加ください。
詳細は以下のサイトに告知されていますので、ご確認ください。
https://www.iii.u-tokyo.ac.jp/event/20250929event2

これに合わせて、藤本研究室を希望する方を対象とした説明会を以下の通りオンラインで開催します。

日時:
2025年11月5日(水)17:00-19:00(希望する面談が終了した方から順次解散)


※5日の個別面談が定員に達したため、7日の16:00-19:00の枠になります。

会場:
Zoom開催(事前登録をした方にオンライン開催情報(zoom会議室へのリンク)等をお送りします。)

内容:
17時00分〜17時30分:研究室の説明/活動紹介と質疑応答
17時30分〜19時00分:藤本教授との個別面談(希望者のみ)
研究室所属の大学院生やスタッフとの面談(希望者のみ)

申込: 下記の参加申込フォームに必要事項を記入して申し込んでください。
https://forms.gle/smwjxKwArrDrYLyD7

藤本研究室の活動や、どのような研究で指導を受けられるかなど、入試に関連した説明を行います。来年度から学際情報学府に入学して藤本研究室での活動を希望される方は、どうぞご参加ください。
参加希望の方は、事前に下記の参加申込フォームに必要事項を記入してお申し込みください。
折り返し、Zoom会議室のURLをメールでお送りします。
皆様のご参加をお待ちしています。

坂井特任研究員がDiGRAで研究発表を行いました

post date and time:   2025-09-19   contributor:   shokotange

2025年9月13日〜14日に開催されたDiGRA JAPAN 夏季研究発表大会において、坂井特任研究員が研究発表を行いました。

発表テーマは「人生における喪失をテーマにしたダイスゲームがプレイヤーの自己成長感および人生満足度に及ぼす影響」。
本研究では、喪失体験を題材にしたシミュレーション型ボードゲーム『Dice of Destiny(運命の賽子)』を用い、プレイヤーが大切なものを失う体験を疑似的に経験することで、自己成長感や人生満足度にどのような影響を与えるのかを検証しました。
その結果、ゲームの中で人生における大切な物事を喪失する体験は、 プレイヤーの自己成長感と人生満足度を増加させることを示しました。

今後は、今回の成果を基盤に、効果の持続性や心理変化の要因を検討していく予定です。
ゲームが人生を見つめ直す「学びの場」としての可能性を広く共有し、次なる研究展開へとつなげていくことが期待されます。

【参加報告】日本心理学会 第89回大会

post date and time:   2025-09-11   contributor:   shokotange

2025年9月5日(金)~7日(日)、東北学院大学にて開催された日本心理学会第89回大会において、藤本徹教授、坂井裕紀研究員、木村知宏研究員が研究発表を行いました。

発表タイトルは、
「プレイフル状態とシングルマザーの経済的自立との関連 -自立支援プログラムを通して就職したシングルマザーの調査-」
母子世帯の経済的自立をめぐる現状を踏まえつつ、支援プログラムの利用経験と「プレイフル状態(楽しさや面白さを感じられる心理的状態)」との関連を明らかにすることを目的とした研究です。

本発表では、2024年12月に実施した53名のシングルマザーを対象とする調査データをもとに、経済的自立感・自立意識の変化・プレイフル状態の関連について報告しました。分析の結果、経済的自立感とプレイフル状態の間に有意な関連があることを明らかにし、支援プログラムを「楽しい」「面白い」と感じながら利用することが自立の促進につながることを示しました。また、質疑応答では活発な議論が行われ、今後の福祉やキャリア支援のあり方を考える上でさらなる重要な知見が得られました。

【参加報告】日本キャリアデザイン学会 第21回研究大会

post date and time:   2025-09-11   contributor:   shokotange

2025年9月6日(土)、新潟市の開志専門職大学にて開催された日本キャリアデザイン学会 第21回研究大会において、広瀬由美子研究員が研究発表を行いました。
発表タイトルは、「多世代交流型ライフキャリア学習支援ワークショップの開発と評価 -映画を活用したプレイフルデザインに着目して-」 。大学生と50代社会人という異なる「移行期」にある世代を対象に、映画を媒介としたワークショップを通じてライフキャリアをめぐる対話と相互学習を促進することを目的とした研究です。

発表後の質疑応答では、対象世代の設定理由やオンライン実施の是非をはじめ、多世代展開の可能性、さらに女性のキャリア形成への応用といった幅広い視点から質問が寄せられました。会場からは、高校生やリタイア世代を含めた取り組みの可能性や、地域連携活動・教育現場での実践のあり方に関しても意見が出され、活発な議論が交わされました。

こうしたやりとりを通じて、本研究が持つ応用可能性の広さと、世代やテーマを拡張しながら多様な場面に展開できる余地が確認され、映画を活用したプレイフルデザインがキャリア形成に寄与し得る新たな可能性が示されました。

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