東京大学 大学院情報学環 藤本研究室
月別アーカイブ: 2022年2月
投稿日時: 2022-02-04 投稿者: snii
来る2月17日(木)17時より、特別ゲストに株式会社ポケモン代表取締役社長の
石原恒和氏をお迎えして、当研究室主催のオンラインセミナー「これからの子どもたちの遊びと学び」を開催いたします。ぜひご参加ください。
開催趣旨:
子どもたちの遊びの環境は時代を経て大きく変化してきましたが,子どもたちの成長を支えるのは豊かな遊びの経験であることは変わりません。デジタルゲームの遊びの中にも,子どもたちの主体的な活動を促す学びのきっかけや関心の種が育つ世界が拡がっています。
今回のオンラインセミナーでは,そうした子どもたちの豊かなゲームの遊びと学びについて理解を深め,子どもたちとゲームの関係を捉え直してみたい方に楽しい学びの機会をお届けします。
本オンラインセミナーは二部構成で行います。第一部は,ポケモンによって生み出されてきた豊かな遊びについて理解を深める特別ゲストセッションです。ポケモンのプロデュースに携わられてきた石原恒和氏(株式会社ポケモン代表取締役社長)を特別ゲストにお迎えして,ポケモンのプロデュースにおける理念や,遊びを促すゲームデザインの考え方についてお話しいただきます。
第二部は,東京大学藤本研究室と株式会社イオンファンタジーとの共同研究プロジェクト「多様なデジタルゲームの遊びを学びに接続する支援プログラムの開発」の今年度の研究活動成果報告を中心とした内容です。人気デジタルゲームタイトルの教育的価値についてのレビュー記事の公開,オンラインスクール「ゲームカレッジLv99」のトレーナー向けに開発したパターンランゲージの開発,そして多様な学びにつながるゲーム選びや,ゲームでどのような学びが起きているかを自ら考えるための知識を学べるオンライン講座を紹介します。
このテーマに関心のある方はどなたでもオンラインで,無料で参加できます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
開催日時:
2022年2月17日(木)17時〜19時
開催方法:
Zoomウェビナーによるオンライン開催
主な対象者:
ゲームの遊びを通した学びに興味のある教育者、保護者,一般の方
定員:
500名(定員超過の場合はYouTubeライブ配信を行います。)
スケジュール:
17:00-17:05 趣旨説明,登壇者紹介
<第一部:ポケモンと子どもの遊び>
17:05-18:00 特別ゲストセッション
特別ゲスト:石原恒和氏(株式会社ポケモン代表取締役社長)
モデレータ:藤本徹(東京大学)
(18:00-18:10 休憩)
<第二部:遊びと学びをつなげる研究>
18:10-18:40 研究活動報告
発表者:藤本徹,財津康輔(東京大学)
18:40-18:55 質疑応答(Q&A)
18:55-19:00 お知らせ,閉会挨拶
参加費:無料
参加方法:Zoomウェビナーで開催します。事前参加登録をお願いします。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_8Aq6rqF_SaOcQs1zN3N7jg
主催:東京大学 大学院情報学環 藤本徹研究室
共催:東京大学 大学院情報学環メディア・コンテンツ総合研究機構,
株式会社イオンファンタジー
後援:日本デジタルゲーム学会
本セミナーに関する問い合わせ先:
東京大学 藤本徹研究室
ludix-contact@ludixlab.net
備考:
・ 本セミナーは、主催者の研究活動、広報活動のために撮影、録画を行います。これらの点について同意の上でご参加ください。
・ 本セミナーの録画・録音はご遠慮ください(動画アーカイブと紹介記事を公開予定です)。
・ 本ウェビナーは「Zoomウェビナー」を利用いたします。
・ ご視聴には良好なインターネット回線に接続されたPC やスマートフォンが必要です。
Zoomウェビナーが当日使用する環境で動作するようご準備ください。
登壇者プロフィール:
石原 恒和(いしはら つねかず)
株式会社ポケモン 代表取締役社長・CEO
1995年に株式会社クリーチャーズを設立し、後に連なる全ポケモン関連商品の原点となった「ポケットモンスター 赤・緑」をプロデュースし、世界的な大ヒットゲームに育てる。
1998年、株式会社ポケモンセンター(現・株式会社ポケモン)設立と同時に代表取締役社長に就任。現在は、株式会社ポケモンにおいて、同ソフトを翻案した「ポケモンカードゲーム」や、テレビアニメ、劇場映画などポケモン全体のブランドマネジメントに携わる。
1983年、筑波大学大学院芸術研究科修了。1957年11月27日生まれ。
藤本 徹(ふじもと とおる)
東京大学大学院情報学環 准教授。専門はゲーム学習論、教育工学。慶應義塾大学環境情報学部卒。ペンシルバニア州立大学大学院博士課程修了。著書に「シリアスゲーム」(東京電機大学出版局)、「ゲームと教育・学習」(共編著、ミネルヴァ書房)訳書に「テレビゲーム教育論」、「デジタルゲーム学習」(東京電機大学出版局)、 「幸せな未来は「ゲーム」が創る」(早川書房)など。
財津 康輔(ざいつ こうすけ)
九州大学で心理学・教育学を専攻。『ゲームの社会的活用』について研究、博士号取得(学術)。2016年にボードゲームの習い事「サイコロ塾」を起業。現在は東大の特任研究員としてゲームを活用した学びの研究に従事している。