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【プレスリリース】株式会社コナミデジタルエンタテインメントと藤本研究室が『桃太郎電鉄 教育版』の教育的価値の評価に関する共同研究を開始

投稿日時:   2024-04-24   投稿者:   snii

株式会社コナミデジタルエンタテインメント(本社:東京都中央区、代表取締役社長:早川 英樹)と国立大学法人東京大学大学院情報学環(所在地:東京都文京区、学環長:目黒公郎、藤本徹研究室(准教授:藤本徹))は、『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』(以下、『桃太郎電鉄 教育版』)の教育的価値の評価に関する共同研究を開始しました。

■共同研究の目的
この共同研究は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントが「桃太郎電鉄」を教材として無償で提供する『桃太郎電鉄 教育版』の教育的価値の評価を行い、今後の導入支援や普及促進のための学術的知見を提供することを目的としています。
導入校での授業等の教育活動への導入状況を調査し、『桃太郎電鉄 教育版』が教育現場で活用されることによる教員や生徒の教育的インパクトを多面的に評価します。導入が活発な学校の状況や効果的な活用事例を整理して、教育ニーズごとの導入ガイドや補助教材の制作など、『桃太郎電鉄 教育版』を軸とした教育リソースの拡充や利用促進に寄与する研究を実施します。

■「桃太郎電鉄」のエデュテイメントに関する取り組み
「桃太郎電鉄」は、1988年に第1作が登場して以来、35年にわたって幅広い年代の方々に楽しまれている国民的ボードゲームです。「日本全国を巡って物件を買い集め、資産総額日本一を目指す」というゲーム性を活かして、2023年からノートPCやタブレット端末で動作する『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』を、学校教育機関へ無償提供しています。各地の名産・名所などを遊びながら身につけることができるほか、難読地名の書き取りや収益率の計算など、幅広い学習に活用されています。7,000を超える導入校のうち、約4,000校は小学校となっており、これは全国の小学校のおよそ20%に相当します。(※導入数は、いずれも2024年3月時点)

『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』 概要
対応プラットフォーム: Windows PC, Chromebook, iPad
対応インターフェース: キーボード、タッチパネル
プレー人数: 1~4人 (オンラインプレー:非対応)
公式サイト: https://www.konami.com/games/momotetsu/education/
(※導入のお申し込みやお問合せは、こちらよりお願いいたします)
クレジット: ©さくまあきら ©Konami Digital Entertainment

■研究代表者コメント

株式会社コナミデジタルエンタテインメント シニアプロデューサー 岡村 憲明
「桃太郎電鉄」が、地理や漢字の学習に役立っているのではないか、という漠然とした感触を頼りに、手探りで送り出した『桃太郎電鉄 教育版』ですが、多くの先生方に受け入れて頂き大変感激しています。一方で、教育現場にゲームを導入することに懸念を持たれている方も、まだまだいらっしゃると思いますので、この研究によって、『桃太郎電鉄 教育版』の学習効果が示されることで、「エデュテイメント」への理解が広がることを願っています。

東京大学大学院情報学環 准教授 藤本徹
『桃太郎電鉄 教育版』のように市販の人気ゲームタイトルの教育版が開発されて、これほど大規模に導入される例は世界的にも数は限られており、とても興味深い事例です。学校現場の先生方の教育実践がさらに充実して、これから導入したい方たちを後押しできるような研究を行いたいと考えています。調査に協力してくださる学校の先生方、この研究に参画したい研究者や学生の方々と連携して活動しますので、ご関心がある方はぜひご連絡ください。

【本件に関してのお問い合わせ】
〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目11番1号
株式会社コナミデジタルエンタテインメント プロモーション企画本部
kde-j_publicity”@”konami.com (ダブルクォーテーションを削除してください)

〒113-8654 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学大学院情報学環 藤本徹研究室
ludix-contact”@”ludixlab.net (ダブルクォーテーションを削除してください)

「貿易ゲーム体験ワークショップ2024 at 東京大学」参加者募集のお知らせ

投稿日時:   2024-01-18   投稿者:   snii

※定員に達したため、受付を終了しました。ありがとうございました。(1/19 9:15追記)

東京大学大学院情報学環 藤本徹研究室は『貿易ゲーム体験ワークショップ2024 at 東京大学』を開催いたします。
「貿易ゲーム」とは、「貿易」を中心に、世界経済の動きを擬似体験することによって、そこに存在するさまざまな問題について学び、その解決の道について考えることを目的としたシミュレーションゲームです。
未経験の方も大歓迎ですので、ご参加をお待ちしております。

<開催概要>
日時:2024年3月3日(日)14:00〜16:30
開催場所:東京大学情報学環オープンスタジオ(〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学 本郷キャンパス 情報学環本館地下1階)
アクセスはこちら https://openstudio-utokyo.com/access/

集合場所:東京大学 本郷キャンパス正門
※各開催時間の20分前集合
対象:小学校4年生〜中学生のお子様。
※お子様1名に保護者様1名の同伴が必要です。
定員:16名
応募期間:1月18日(木)〜2月7日(水)
お申し込みの受付は先着順とし、定員になり次第終了となります。

参加費:無料
参加申込:https://forms.gle/QEH5LP3Bb2ZwYx1u9
主催:東京大学大学院情報学環 藤本徹研究室
問い合わせ先:東京大学大学院情報学環 藤本徹研究室 特任助教 財津康輔 ludix-contact@ludixlab.net

<ワークショップの特徴>
①体験を通した学びの機会
「貿易」というテーマを軸に、頭と身体をどちらも動かして目標達成を目指します。アクティブラーニングを取り入れた学びです。
②グループで協力
ゲーム中は、グループを作って仲間と協力します。お互いに意見を交わし、コミュニケーションを取りながら進めます。

<こんなお子様におすすめ>
・世界の問題をちょっと身近に感じたい・考えてみたい
・面白いゲームをやってみたい
・論理的思考、コミュニケーション力、創造性を試したい、高めたい
・日常では得られない学び・体験をしたい

<講師紹介>
財津 康輔
東京大学大学院情報学環 特任助教。ボードゲームを用いた学びの研究を行っている。

坪内 康将
愛知県豊田市でボードゲーム教室1098を開校。貿易ゲーム講師として小学校などでも多数開催。日本ボードゲーム教育協会理事。

<実施補助>
鈴木 弘太
愛知教育大学教育学部1年次学生。貿易ゲーム講師経験多数。

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ここ最近ではイベントの募集開始早々に定員が埋まっていますので、ご興味をお持ちいただきましたらぜひお早めにお申込みいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

公益財団法人科学技術融合振興財団の補助金事業に採択

投稿日時:   2023-12-18   投稿者:   snii

藤本研究室修士2年の大空 理人さんの調査研究課題「研究倫理教育に資するカードゲーム型学習プログラムの開発と評価」が公益財団法人科学技術融合振興財団の補助金助成事業に無事に採択されました。
おめでとうございます!🎉㊗️✨

採択された研究課題一覧はこちらからご覧いただけます。
http://www.fost.or.jp/images/pdf/subsidies/FOST-2023_hojo-kekka.pdf

【開催報告】第1回 ゲームカレッジLv.99カレッジミーティング2023 at 東京大学

投稿日時:   2023-12-13   投稿者:   snii

藤本研究室は10月29日(日)に株式会社イオンファンタジー主催の「第1回 ゲームカレッジLv.99カレッジミーティング2023 at 東京大学」に協力し、藤本徹准教授と財津康輔特任研究員(※職名は当時)による、保護者様向けセッションを行いました。

本イベントは、同社と当研究室が行っている共同研究プロジェクト「多様なデジタルゲームの遊びを学びに接続する支援プログラムの開発」の一環として、同社運営のオンラインスクール「ゲームカレッジLv.99(レベルキュウキュウ)」に普段通う生徒に対象を限定したオフラインミーティングとして開催されました。

普段のレッスンで生徒が親しむ「マインクラフトの教育版」を使用してチーム対抗のバトル大会が行われ、いつもはオンラインでしか会えない講師の先生や他の生徒の仲間にオフラインで対面できたということもあり、コミュニケーションも活発に行われ、大いに盛り上がっていました。


保護者様向けセッションにおいては、財津特任研究員よりマインクラフトと創造性に関する研究の紹介を行った後、保護者の方々からゲームと教育に関する質問をいただく時間を設けました。

そこでは予定時間を超えるほど多くのご質問をいただき、これまで行われてきた研究・調査結果を踏まえて、財津特任研究員からは学童保育施設で実践活動を行うアナログゲーム分野について、藤本准教授からは専門のデジタルゲーム分野について回答しました。いただいた質問の一部を以下の通りご紹介します。
・子どもたちとゲームで遊ぶときにどんな指導をしているか?
・親子で一緒に遊ぶのにお勧めのゲームは?
・ゲームで遊ぶ時間はどの程度であれば大丈夫か?

ワークショップ後には子どもと保護者の方にそれぞれアンケートに回答していただきました。子どもたちに「今回のマイクラチャレンジは楽しかったですか」と尋ねる設問では、93.3%から「楽しかった」と回答がありました。また、保護者の方に「今回のワークショップの満足度を教えてください」と尋ねる設問では、“満足”または“やや満足”と回答した方が全体の100%を占めました。

自由記述のコメントでは子どもたちから
めっちゃ楽しかった!
先生にあえてうれしかった。けど、ゲームはくやしかった
もう3時間くらいやりたい

との声が聞かれるとともに、保護者の皆様からも
我が子だけでなく、大勢でマイクラを楽しんでいて、いいなと思いました。
親に対しての説明もあり、子供も楽しんでおり、プレゼントもあったので、思い出に残る経験となると思います。また、一番は先生に会えたことかと思います。」
「ゲームを教育の一環として生かそう、使おうと思うのではなく、ただ楽しむ事が一番大事で意味があるとの研究結果は意外でした。少し考えを改めようと思いました。
ゲームをやらせるのに罪悪感があったのですが、先生のお話を伺い、ゲームの良い側面を認識することが出来た」などといった感想をいただきました。
子どもたちと保護者の方々ともに充実した時間を過ごしていただけたことが伺え、安堵しました。

ゲームカレッジLv.99のWebサイトでも当日の楽しそうな写真がたくさん掲載されていますので、ぜひご覧ください。
https://www.fantasy.co.jp/level99/collegemeeting2023

藤本研究室では、今後もゲームに関するワークショップやイベントを開催していきます。
引き続き当研究室の活動にぜひご注目ください!🎁🎄✨

【告知協力】日本ボードゲーム教育協会「ボードゲーム教育概論Ⅰ」

投稿日時:   2023-11-20   投稿者:   snii

財津特任助教や「貿易ゲーム体験ワークショップ2023 at 東京大学」で講師を務めてくださった坪内康将さん・伊與田一成さんらがメンバーを務める日本ボードゲーム教育協会が、
この度「ボードゲーム教育概論Ⅰ」という<ボードゲーム✖️教育>の理論と実践をまとめた本📗を制作し、12月9日(土)ゲームマーケット2023秋@東京ビッグサイトで1,000円で頒布します。後日通販も。

ぜひお越しください⛄️🌟🎲
https://gamemarket.jp/game/181764

詳細や取り置き予約フォームへのリンクは上記のページをご覧いただければ幸いです🥳

2023年11月10日開催 藤本研究室説明会 動画公開のお知らせ

投稿日時:   2023-11-14   投稿者:   snii

2024年度入試に向けて、11月10日(金)16時より藤本研究室を希望する方を対象とした説明会をオンラインで開催しました。全体に向けた説明と質疑応答部分の動画をYouTubeで公開しています。

当日参加できなかった方も、参加したけどもう一度聞きたいという方も、ぜひ動画をご覧いただき、出願を検討する際の判断材料の一つにしていただければ幸いです。

【実験参加者募集】通信プロトコルと階層の学習を支援するシリアスゲームの開発と評価

投稿日時:   2023-11-09   投稿者:   snii

当研究室M2春口さんの「通信プロトコルと階層の学習を支援するシリアスゲームの開発と評価」実験に参加しませんか?🧠🌞🎇 オリジナルのゲームをプレイし、その前後にアンケートに答える、というものです。

場所は本郷キャンパス福武ホールで、所要時間は1時間から1時間半程度です。謝礼としてAmazonギフト券1500円(交通費を含む)もお渡しします。

詳細・お申し込みは以下のフォームをご覧ください。
https://forms.gle/piRuw8Pf3keJhExK6

ぜひともご協力のほど、よろしくお願いいたします!🎮🌟

東京大学制作展2023 院生出展作品のご案内

投稿日時:   2023-11-08   投稿者:   snii

藤本研M1の犬田さんが、テクノロジー × アートの展示会である東京大学制作展2023に『Meta Crowdsourcing Game』という作品を出展されます✨

<作品説明>
ゲームで社会課題を解決することができたらと考えたことはないだろうか。電車内を見渡すと、多くの人々がスマートフォンを持ち、カジュアルゲームで暇つぶしをしている姿を見ることができる。私は、この暇つぶしに当てられているエネルギーを社会のために活用することはできないだろうかと考えていた。そんな折に出会ったのが『Foldit』というゲームだ。『Foldit』は、タンパク質の構造解析をパズルゲームにして市民に解析作業を手伝ってもらうゲームである。このような社会課題の解決のために必要な作業を市民に手伝ってもらうゲームのことをクラウドソーシングゲームと呼ぶ。私は、このクラウドソーシングゲームを普及させることで、社会がより楽しく、より豊かになると信じている。今回は、このような想いから、みなさんにクラウドソーシングゲームを知ってもらうためのプラットフォームを開発し、展示した。このプラットフォームで遊ぶことで、ゲームを基盤とした社会に思いを馳せてみてほしい。

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クラウドソーシングゲームと言えば、マンホールを撮影・レビューすることでポイントや特典を得る社会貢献型の位置情報ゲームが有名ですね💡このようなゲームで社会がより楽しく、より豊かになるはず🙋 

また、同じくM1の濱田さんがメンバーの一人として制作された『水滴の彫刻』という作品も展示されています。

東京大学制作展2023は11月16日から20日まで開催されます。ぜひお越しください🐾
https://www.iiiexhibition.com/

【ご寄付のお願い】東京大学基金「プレイフル社会の理論構築と社会実装プロジェクト」

投稿日時:   2023-11-02   投稿者:   snii

本日、東京大学基金ウェブサイトにおいて藤本研究室の「プレイフル社会の理論構築と社会実装プロジェクト基金」への寄付募集を開始しました。詳細は以下のプロジェクトページをご覧ください。
https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt173


本プロジェクトへのご支援とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

【告知協力】企業研修向けのゲーム教材の新作リリース

投稿日時:   2023-10-31   投稿者:   snii

藤本研究室修了生の張さんが在学中にインターンでお世話になったカレイドソリューションズ株式会社さんが、新作の企業研修向けのゲーム教材を続けてリリースされていますので、告知に協力させていただきます🎉✨

まず一つ目は『リア王』をご紹介します👑傾聴スキルの中でも特に「反応(リアクション)」にフォーカス。他者の発言に対し「尊重・共感」を示すリアクションの方法を段階的に反復訓練するカードゲームです。
このゲームで、目指せリアクション王!!!!👒 ⚔️ 🍊 🌊https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000041275.html

続きまして、『聴衆力』をご紹介👂✨
傾聴の姿勢にフォーカスした簡単なゲームを通じて、「聴いている姿勢(傾聴姿勢)」「聴いていない姿勢(非傾聴姿勢)」の理解を促し、傾聴のための適切な動作を行えるようになることで、相手への敬意や共感を態度で示せるようになることが期待できます。
聞き上手な方とお話しすると、ついつい気持ちよくなって話が弾んでしまいますよね🥳
傾聴をマスターして、コミュニケーション力アップ!⤴️⤴️ ✨ 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000041275.html

最後は『ボスは貧弱』をご紹介します🌳🍁
「逆パワハラ(パワハラの一類型で、部下から上司へのパワハラのこと)」をテーマにしたカードを用いた研修ツールでして、カードには個性豊かなキャラクターとコミカルなイラストで「これってパワハラ?」と意見が分かれるような状況が描かれています。それらを用いてゲームをしながら参加者間の感じ方の違いを顕在化させ、意見交換を通じてハラスメントに対する学びを深められます。
パワーハラスメントの防止に関する法律(改正労働施策総合推進法)が施行され、研修の実施等が企業に求められていますが、このようなゲーム教材を使うことで、よりリアルなハラスメントの状況をイメージできるようになりそうです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000041275.html

以上、3つのゲーム研修教材をご紹介しました。ぜひプレイしてみてください🃏🎰 🌟