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【4月6日】自己紹介&ゼミ活動のご報告

投稿日時:   2023-04-13   投稿者:   inuda

はじめまして、今年度から藤本研究室に所属することになりましたM1の犬田です。

研究テーマは、「ノベルゲームを用いたアンケート調査法の開発と効果検証」です。具体的には、特定のテーマのノベルゲームでのプレイヤーの選択をトラッキングすることによって、意識や価値観を把握することができるような仕組みを開発し、効果検証する予定です。学部では、「クラウドソーシングゲーム」というプレイヤーに社会課題の解決のために必要なタスクを手助けしてもらうゲームの理論的研究を行っていました。大学院では、この理論的な背景をもとに、上記のようなクラウドソーシングゲームの開発や効果検証を行っていきたいと考えています。

藤本研究室の皆さんは、「ゲーム」という共通の軸はあるものの、アナログゲームからデジタルゲームまでほんとうに様々な事柄について研究されています。このような多様な研究関心を持った方々が集まる場に所属することができることに感謝しつつ、貪欲に学習して自身の研究に活かしていきたいと思います。加えて、藤本研究室の皆さんに少しでも刺激や学びを届けられるように、精進してまいります。

皆様どうぞよろしくお願いいたします。

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併せて、4月6日に開催されました、ゼミ活動について報告いたします。

本ゼミでは以下のような発表がありました。

・オリエンテーション(自己紹介)

オリエンテーション(自己紹介)

新年度になり初めてのゼミということで、オリエンテーションとして自己紹介がありました。

濱田さんは、私と同じく今年度から藤本研究室に参加される方で、マインクラフトを用いた研究をされるとのことでした(次回の記事で研究内容の詳細を紹介してくださると思います)。学部では、ペルシャ語について研究されていたそうです。趣味は音楽と絵で、海外のアーティストにも造詣が深い方でした。海外に対してもアンテナをしっかりと張られていて、自分も見習わなければと思いました。

は、冒頭の自己紹介でも述べたのですが、学部では「クラウドソーシングゲーム」の理論研究を行ってきたので、大学院ではそれを基にゲーム開発も行っていきたいと思います。好きな食べ物は、セブンイレブンのミートソースパスタです。

坂井先生は、武蔵野学院大学で教鞭をとられており、今年度から藤本研究室に参加される先生です。これまでは、ストレス・メンタルヘルスに対するゲームの効果について研究されてこられました。日本教育工学会で論文を多数投稿されていて、国際学会での発表も経験されています。また、公共機関や大企業など様々な組織に対して、ゲームを用いた研修も行われてきました。現在は、ゲームと死生観をテーマに研究されているとのことでした。ゲームでは、疑似的な死に触れる機会が多いので、とても興味深いテーマだなと思いました。研究者の傍ら、お父さんとしても家族を支えられており、尊敬だなと思いました。

春口さんは、「情報Ⅰ」の学習を支援するシリアスゲームの開発について研究されています。春休みは、就職活動とゲーム開発をして過ごされていたそうです。就職活動では、ESを書いて、WEBテスト・適性テストを受けてを何社も繰り返されていたそうです(大変そう、、、)。プログラミング技術に精通されていて、趣味もプログラミングとおっしゃられていて、根っからの開発者なのだなと思いました。また、「Live2D」という2Dイラストを3Dにするソフトウェアについても紹介してくださいました。新たな技術に積極的に触れられている姿を見て、自分も見習わなければと思いました。

大空さんは、研究倫理教育のカードゲーム型学習プログラムの開発に関する研究をされています。現在、ボードゲームを用いた人材育成・研修プログラムの開発をする企業で働きながら、大学院に通われています。春休みは、めちゃくちゃに働いたそうです。さらに、学校などと連携しながら、ボードゲームのワークショップを開催されるなど、ボードゲームを主軸に様々な活動をされています。積極的に活動されていることがビシビシ感じられて、もっと自分も行動せねばと思いました。また、自己紹介では、人生の節目ごとの選択を紹介いただいたのですが、どれも細かく言語化されていてすごいな!と思いました。

財津先生は、ボードゲームを通じてプレイヤーはルールに対する態度を学習しているのでは、という仮説を主軸に研究を進められています。デジタルゲームでは、ルールの部分が自動化されている一方で、ボードゲームはルールの部分も人間が行わなければならないので、ルールに対する態度を学習できるという考えは、ほんとうに興味深いなと思いました。また、サイコロ塾というサークルも運営されていて、最近ではクラウドファンディングによるボードゲームの開発を行われました。加えて、ボードゲームジャムなどのワークショップの開催なども積極的に行われています。研究者として、従来の学問の枠組みに閉じるのではなく、社会と接点を持ちながら協力してプロジェクトに取り組む姿勢も学んでいかなければと思いました。

木村先生は、心理学の知見を基に、生理指標を用いたゲーム研究をされています。これまでには、対戦格闘ゲームとほのぼのゲームの活力感の変化を比較する研究などをされています。現在は、fNIRS(機能的近赤外分光法)という血液中のヘモグロビンの酸素化状態の変化を非侵襲的に計測できる機器を用いてゲーム研究をされていらっしゃいます。ゲーマーの側面もお持ちで、『グランブルーファンタジー』をこよなく愛しているとのことでした。藤本研究室では、唯一の生理指標を用いた研究をされていらっしゃる方で、貪欲に研究手法や考え方を学習していきたいと思っています。

新居さんは、学術専門職員の方で、藤本研究室の運営をサポートしてくださっています。台湾が好きで、よく行かれるとのことでした。もし話したいことがあれば、いつでもチャットをくださいとおっしゃられていて、心強いなと思いました。

藤本先生は、みんな知っているだろうということで簡単な自己紹介をされた後、今年度の夏までの活動計画について説明されました。藤本研究室のゼミ活動は、楽しみながらも、着実に研究の素養を学習することができるように設計されていて、これからのゼミ活動が楽しみです。このような場所に所属できることを感謝しつつ、改めて研究、学習に励もうと思いました。

以上が本ゼミの活動報告です。

来週は、所属学生の研究構想や進捗の発表があります。研究の詳細について聞けるということで今からとても楽しみです!来週の記事もぜひご覧ください。