【6月3日】ゼミ活動のご報告

M1の升井です。お世話になります。

6月3日のゼミは、文献研究とプレイセッションの2本立てでした。

  • 文献研究(担当:升井)

Jesse Schell(2019)「ゲームデザインバイブル(第2版)」オライリー・ジャパン

今回は全35章のうち、7~9章を扱いました。

7. ゲームはアイデアから始まる

8. ゲームはイテレーションで向上する

9. ゲームはプレイヤーのために作られる

本書はゲームデザインをする上でのTipsを「113のレンズ」として紹介しています。著者のJesse Schellはカーネギーメロン大学の教授やゲームスタジオのSchell GamesのCEOも務めている方で、内容をひとことで言うなら「学術的かつ実践的なゲームデザインの文字通りバイブル」です。私は以前、社会人としてゲームデザイナーをやっていたことがありますが、そのときの経験が鮮やかに蘇ってきました。

アイデアの出し方のコツを、睡眠やブレストの切り口から紹介したり、ゲーム開発工程ではプロトタイプを何度も作り直すことが重要であると力説しています。

ゲームを理論的に開発しようと思っている方にピッタリの良書だと思います。

  • プレイセッション(担当:K.I.さん)

今日のプレイセッションはK.I.さんによる金融教育についてのイントロダクションでした。私自身は金融の世界に疎く、K.I.さんの話はとても勉強になりました。

ディスカッションでは、ボードゲームなどの金融に関係する演出と子どもの価値観の形成など、ゲームに絡めて色々な考察が展開されて面白かったです。

あと、個人的な話ですが最近は現金を触ることがすっかりなくなりました。近所のコンビニに行くときは、携帯の電子マネーを使って秒で会計を済ませます。何なら、商品も店員さんがピィッをしやすいようにバーコードが見やすいように出して、如何に素早く会計を終えるかのRTA(Real Time Attack)チャレンジをしています。

いい年をして、コンビニのRTAをするくらいしか刺激がない自分の生活に驚いたのと同時に、結婚や子育て、住宅ローンなど、同世代の人たちが直面しているであろう金融イベントに無縁な自分に若干の恐怖を覚えながら、明日に備えて寝ることにします。(Jesse Schellも睡眠は大事って言ってたし)

【5月6日】ゼミ活動のご報告

M1の升井です。お世話になります。

5月6日のゼミは、文献研究とプレイセッションの2本立てでした。

① 文献研究(担当:張さん)

ゲーミフィケーションのエンゲージメントのフレームワークに関する下記の論文を扱ってくれました。

Errol Scott Rivera & Claire Louise Palmer Garden (2021) Gamification for student engagement: a framework, Journal of Further and Higher Education, DOI:10.1080/0309877X.2021.1875201

論文の目的は、学生のエンゲージメントとゲーミフィケーションに関する文献を統合して、「学生エンゲージメントのためのゲーミフィケーションフレームワーク」を新たに作成することで、実践と理論のギャップを埋めることです。そして、そのフレームワークはゲーミフィケーションによる学習経験を体系的に設計することを初めて可能にするものであると述べられています。

私にとって初めてのゼミの文献研究の回で、かつ英語の文献ということで読み込むのが大変でしたが、張さんのまとめや藤本先生の解説のおかげで理解できました。

② プレイセッション(担当:升井)

プレイセッションは今年度から導入された取り組みで、ゼミメンバーでゲームを実際にプレイして実践の経験値を積もうという試みです。

かつてTVで放映されていた「リンカーン」というバラエティ番組の「激論!朝までそれ正解」というコーナーを参考に、コンプライアンス研修を題材にしたシリアスゲーム「コンプライアンス研修 定時までそれ正解」を準備しました。

「ら」で始まる上司が部下にしてはいけないことは?

というようなお題に対して7名のゼミメンバーがZOOM越しにフリップボードで大喜利します。そして、多数派の回答や、納得感のある回答を出せた人にポイントが入ります。

ちなみに、上記の問題の正解は「らんぼう」に決まりました。ゼミに入ったばかりですが、乱暴されるようなブラックなゼミではないことが確定したようです。

とても楽しいゼミですので、説明会に是非ご参加ください!

本日は以上になります。

はじめまして、M1の升井です。

はじめまして、M1の升井 友貴(ますいともたか)です。この4月から藤本研究室でお世話になっています。

私の研究テーマは「授業動画のゲーミフィケーション」です。

最近は学習するときに、対面授業ではなく、授業動画を見て学ぶという形式が一般的になってきました。特に、新型コロナウィルスの影響による一斉休校の際には多くの学校で授業動画の配信がなされました。

授業動画の利点は、一時停止や巻き戻し、リピートなど、学習者のペースで勉強を進められることです。一方、集中力の維持が困難であったり、モチベーションを上げにくいという欠点があります。

そこで、この課題を解決するためにゲーミフィケーションという手法があります。

ゲーミフィケーションとは、ゲームの持つモチベーションを高めるデザインを教育などに応用することです。現在、授業動画による学習のゲーミフィケーションの取り組みとしては「バッジ」「ポイント」のようなゲーム要素を付与するものが中心ですが、これからオンライン学習の進歩にともなって、様々なデザインが実装されていくことが予想されます。

私の研究計画では、授業をしている教師役をVtuberと呼ばれるような3Dキャラクターに置き換えて、キャラクターの種類やアイテム、衣装などをゲームのようにカスタマイズしていくシステムを開発することを想定しています。簡単にシステムの流れを説明すると、授業動画による学習を進めれば進めるほど教師役のキャラクターの種類や衣装などが増えていき、頑張った分だけキャラクターが豪華になっていくというイメージです。

このシステムを実現できれば、授業動画の動画内にゲーム要素が介入して、一人一人の好みに合った授業動画の画面構成が可能になると考えています。

新型コロナで引き続き大変な世の中が続きますが、オンライン学習の領域で少しでも社会の役に立つような研究ができればいいなと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。