はじめまして、M1の張です。

改めまして、こんにちは。M1の張 昱彤(ちょう いくとう)です。

学部時代は認知言語や言語習得について学んでいましたが、修士課程では、言語学習ゲームについて研究していきたいと考えています。特に関心のある対象として、第二言語学習者向けの「既存概念ではない言葉」を学べるゲームを中心に進めていきたいと思います。

学部の卒論で多言語の指示詞系統を研究していましたが、そこで気付いたのが、ある言語の学習者にとって、外国語と母語の間の「対訳」(りんご→apple、夢→dreamのような一対一な翻訳)はわりと理解しやすいようですが、その学習者の母語に存在していない概念を表す言葉を理解するには学習者が苦労しているということです。

(thisとthatのような指示詞が2つしかない言語で生きてきた人間にとって、日本語の「こ·そ·あ」を理解してうまく使うのが相当難しいでしょう)

それを解決するには、体験を学習者にさせることより良い方法がないともいえるでしょうが、全ての言語学習者に目標言語の国に行ってもらうわけにもいかない(当然なことですが…)です。そこで、現実の代わりに、ゲームという最高のツールを使い、現地に行かなくてもその言語を使うことができるような環境を提供したい、そんなゲームを作り出したいです!!

と、言いたいところなんですが、

まだわからないこと、考えていないこと、決めていないこと、決めたけど絶対後で変わるだろうと思うこといっぱいありますので、藤本研でしっかり自分を磨いて研究していきたいと思います。

何卒よろしくお願い申し上げます。

張 昱彤

2020年度の藤本ゼミの活動を開始しました

4月に入り、昨年度立ち上げた藤本研究室も新学期を迎えました。初回のゼミをzoom を使ってオンライン開催しました。今年度は、修士課程に入ってきた2名の学生が研究室に所属しています。教員1名、学生2名の小規模なゼミです。

初回はオリエンテーションで、それぞれの自己紹介と研究関心を話して、ゼミの活動方針や活動内容を説明しました。

今期のゼミの活動は、文献研究、事例研究、研究進捗報告を主体に進めます。

文献研究は、サレン&ジマーマンの「ルールズ・オブ・プレイ」とガニェほか「インストラクショナルデザインの原理」の2冊を読みます。研究分野の文献を読み込む力をつけつつ、ゲームと学習についての基本的な概念や理論的な枠組みを学び、自分が研究でやろうとしていることを概念化して説明できる力をつけていきます。

事例研究は、各自の関心で選んだゲームをレビューした内容を発表します。ゲームデザインの知識を学ぶだけでは、どのようなゲームが良いゲームか、どのような要素がよく作用しているのか、判断できる知見を持つことができません。優れたゲーム、ダメなゲーム、なるべく多くのゲームをプレイして、ゲーム経験の引き出しを増やすための活動です。

研究進捗報告は、文字通り各自の研究の進捗を報告して、指導教員やゼミ生からフィードバックを受ける時間です。当面は、研究テーマに関係する主要な文献や先行研究をフォローして、研究関心の探索や研究課題の精緻化に向けた領域知識をつけるための活動として位置付けています。

新型コロナ対応で学内の用務が増大していることもあり、積み上がった仕事をこなしているうちに鬱々とした気持ちになってきますが、ゼミの時間は、教員としても自分の研究の話ができる楽しい時間です。全く初年度の活動ですので、これから試行錯誤してブラッシュアップしていく必要がありますが、しばらくは少人数で行える強みを活かして活動します。

ゼミ生たちの活動についても、この研究室ブログを発信の場として位置付けて、それぞれの研究活動の様子などの記事を書いて発信していこうと思いますので、またたまに見にきてくだされば幸いです。