【1月21日】ゼミ活動のご報告

皆様、こんにちは.
本日が,今年度最後のゼミとなります.

本日は,それぞれの期末研究進捗発表会とラップアップ.
ゼミ終了後には,飲み物片手に,オンラインにてカジュアルなラップアップを行いました.
本来は,対面で話をしたいところではありますが.

振り返ると,この1年はあっという間に過ぎてしまいました.
コロナ禍のため,4月からのオンラインでの授業やゼミは現在も続いています.

不慣れな環境でスタートしましたが,毎週のゼミでは,「文献説明」「事例報告」「研究進捗」等がバランス良くスケジュールされており,プロジェクトに関するディスカッション等も組み込まれているために,ゼミ活動をルーティーンと感じずに過ごすことができました.

これも,藤本先生と研究室の仲間のご指導の賜物です.
良い雰囲気の中,とても,とても感謝です!!

個人的には,極めて忙しい1年間でした.
来年は自分の研究に没頭する時間を増やすこと,
そして,研究に邁進することが目標です.

4月以降は定期的にブログをアップデートいたします.
また,2月と3月も随時,アップデートさせていただきますので,お時間に余裕がありましたら,是非ともブログにお立ち寄りください.

それでは,お互いにコロナに気をつけていきましょう!!!

【1月14日】ゼミ活動のご報告

こんにちは。M1の張です。

早速、今日のゼミ活動をご報告させていただきます。

今回のゼミはいつもの文献輪読·事例研究と少し違い、藤本研の初のグループワークの成果発表会となりました。テーマは去年大ヒットしたゲーム「あつまれ どうぶつの森」(以下「どう森」)の学習リソースとしての評価でした。およそ1ヶ月前に、藤本先生にグループワークの課題をいただき、それを中心に、学生メンバー3人が計3回グループワークを自主的に行い、その成果を今回のゼミで発表させていただきました。主要な論点と流れ、担当は以下通りになります(敬称略)。

◉「どう森」の中にどのような学習要素があるか → 張

·システムの英語モード

·落とし物の処理

·生死観教育の入り口としてのお墓

·漢字の読み方·手紙の書き方

·魚·虫·化石·海の幸(場所·季節·昼夜)

などいろいろありますが、どう森を通して知識やスキルが得られるよりは、「もっと調べよう」という知ろうとする学習の動機付けにつながりが強いのではないかと思われます。

◉「どう森」でどのような活動を行うと学習に有用か → K.I.

<学習活動① – オンラインを活用したゲームを保管する会的な役割① – >

対象:幼児·小学校低学年>

ゲームでの多様な経験の中で興味·関心を見出し、ポテンシャルを引き出す学習

開催:1回/1 – 3ヶ月、2時間/1回

教師の役割:学習者と学習対象の仲介者·補助者

理論:ヴィゴツキーの最近接発達領域理論·ヴィゴツキーの社会構成主義

<学習活動 – オンラインを活用したゲームプレイの補完的な学びの場の提供② – >

あつまれ どうぶつの森·上級者から初心者に対するチューター制度

(子ども同士の学びの場の提供)

理論:アクティブ·ラーニング

◉「どう森」の学習リソースとしての総括的な評価 → イェ

●教育リソースとしての可能性

·ゲームとしてはよくデザインされ。(学習に)導入しやすい

·子供にとっても簡単に遊べる

·知名度が高い

·具体的な学習要素が満載

·仮想空間に基づく学習などの理論と先行研究に裏付けられている

·アフィニティスペースが広い

·ユーザー生成コンテンツがたくさん

●欠点·チャレンジ

·シミュレーションとしての「正確性」に欠ける

·個々の学習要素が浅く、学習の支援がなければ深い思考や学習への促進が難しい

·遊びのハードルが高い

·コンテンツの内容は多いが、だいたい島のデザインなどに限られている。

グループワーク成果の報告は以上になります。藤本先生にそれぞれの発表内容についてコメントと質問をいただき、ディスカッションを行いました。

初のグループワークで、メンバーとお会いできていろいろお話ができてとても楽しかったです!

ゼミは今学期あと一回!研究進捗とこれからのスケジュールの発表会になります!

お楽しみに!!~

【1月7日】ゼミ活動のご報告

皆さん、あけましておめでとうございます!
早速、2021年一回目のゼミについてご報告させていただきます。今回は文献研究の週で、私とK.I.さんはテキストの輪読で、張さんは三本の相関論文を紹介してくれました。

文献輪読(発表順)
● 『ルールズ・オブ・プレイ』(K.I.さん)
・第27章 シミュレーションの遊びとしてのゲーム

本章では、シミュレーションを「現実」の諸側面を進行過程として表現したものだと定義され、進行過程と「現実」という2要素をめぐって、色々な例があげられ、シミュレーションのデザイン手法が分析され、メタコミュニケーション、再媒介化 (remediating)といった概念が説明されました。また、最近のゲームデザイナーはシミュレーションをデザインする時には、「没入の誤解」、つまり「シミュレーションは現実似ているほど完璧だ」、という罠にかかりがちだという現象が指摘されました。

● 『インストラクショナルデザインの理論とモデル』 (叶)
・第11章 理解を促進するために
・第12章 情意的な発達を促進する:感情的知能

第11章では、理解というのは知識よりも実践する能力だという定義に基づいて、「理解のためのフレームワーク」について詳しく説明し、その教授法の普遍的構成要素、新しいテクノロジーとの統合、他の教育フレームワークとの関連、状況依存原理について論じました。第12章では、感情的知能のための近年の三種類の教授モデルが紹介され、ミリルのIDの第一原理を枠組みとしてその普遍的な教授原理を説明され、学習者の感情発達レベルとその発達の影響要因などの、個体的な異なる状況に応じた原理も挙げられました。

●  研究テーマの関連論文(張さん)
・吉田 国子, 2009, 「語学学習における動機づけに関する一考察」『武蔵工業大学環境情報学部紀要』1:1-13
・加藤 映子,2011,「語学教育とゲーム」,『コンピュータ&エデュケーション』 31,pp.28-33.
・大西 博子, 2006, 「言語能力はいかにして評価するべきか : ACTFL-OPIにおける言語能力観の分析と考察をとおして利用統計を見る」『言語文化教育研究』4:17-30

言語学習の動機づけの論争をレビューした論文 (吉田,2009) が紹介されました。また、現在が行われているほとんどの言語能力標準テストの基準を基底しているのが「母語話者」という概念であることを指摘している論文(大西, 2006)も紹介され、それについてゼミの皆さんの留学生活を触れて、言語能力の評価の新しいあり方の可能性についてディスカッションしました。

今回の報告は以上になります。
新しい一年も一緒に頑張りましょう!