【10月20日】ゼミ活動のご報告

皆さんこんにちは。M2のイェです。
最近は寒くなってきて、本郷の並木は黄色に染まっているところです。
今回のゼミは、初めて情報学環本館の教室で行われました。
高層なので秋の午後の青空と日暮れを満喫しました。

教室から眺められた景色!きれい!

本題に戻りますが、今回のは升井さんと自分の事例紹介とサイさんの進捗報告でした。

・「桃太郎電鉄教育版」(升井さん)

升井さんは自分のTGS2022とEDIXオンラインの経験を踏まえて、長年に日本で愛されてきた「桃太郎電鉄」シリーズの教育版を紹介しました。今冬リリースする予定で、その特徴としては、ブラウザ環境、教育現場に導入無料、普通版と比べて学習に適している内容や機能の追加(*)などが挙げられます。

* 具体的には①地方を限定してプレイ、②情報の補足的表示、③先生側のコントロール、④「貧乏神」の排除などがあります。

升井さんは、一般人と社会科教員の意見のレビューも共有してから、最後にはゼミがチームに分けて、「教育版ならではの新たな機能を追加するなら何を入れるか?」というテーマでディスカッションをしました。提案のまとめは以下になります。

  • 学習効果を測れる機能 
  • レベルアップ、バッジ 
  • 図鑑をつくる機能
  • 駅の物件を追加する機能
  • 過去の地図でも遊べる機能 変遷機能

・「Disco Elysium」(叶)

夏休みの時にプレイした積みゲーであり、110万ワードがある刑事物語アドベンチャーRPGの「Disco Elysium」をメイン事例として紹介しました。

自分的に思う本作の良い点としては、芸術性が高い、テキストベースのわりにはインタラクションが多くて自由度が高い、サイコロを振るという運的な判定で即時的なフィードバックをもらえるなどが挙げられます。

また、(研究テーマ的に)最も重要なのは多国語対応で言語学習のためにも役立つという点です。「L」ボタンで簡単に言語を切り替えられる英語のフルーボイズ付いているといった機能がゲームの学習効果を高めたと考えられます。

私はプレイする時には中国語をメインでプレイし、時々原文の英語に切り替えて照らし合わせるようにしていました。ゼミでは今までの研究でM-GTAで生成した概念を自分の体験で説明してみました。


・蔡さんの進捗報告

蔡さんは「歴史教育ゲームの開発 -洛中洛外図屛風絵のシリアスゲーム化-」という新たな研究テーマを提案しました。

洛中洛外図屏風は、京都の市街(洛中)と郊外(洛外)の景観や風俗を描いた屏風絵です。蔡さんは、洛中洛外図屏風をモチーフにしたゲームで遊ぶことを通じて、歴史場所や歴史人物などの知識を勉強すると考えています。そのアイデアに基づき、ゲームのデモを制作して建築と人物のモデリングを報告しました。ゼミメンバーがその制作の素早さと完成度の高さに驚きました。

その後のディスカッションでは、皆さんが蔡さんの研究テーマに対して問いを投げました。「誰かにどのような場面でプレイするのか」、「どのような内容を勉強するのか」、「ゲームをどのようにプレイするのか」、「それがどのように学習と繋がるのか」など、研究計画をさらに明らかにする際に答えなくてはならない質問がたくさん挙げられました。これらの問いに対して、蔡さんの今後のご報告を楽しみしております。

今回の報告は以上でした。最後までお読みいただきありがとうございます。また来週!

(ちなみに、「Disco Elysium」はSTEAMでセール中ですので興味がある方はどうぞ…

文人コース入試説明会 (10/29)&藤本研究室説明会(11/7)のお知らせ

藤本研究室が所属する文化・人間情報学コースの入試説明会が10月29日(土)13時からオンラインで開催されます。学際情報学府に入学して藤本研究室で活動したい方は、どうぞご参加ください。
詳細は以下のサイトに告知されていますので、ご確認ください。
https://www.iii.u-tokyo.ac.jp/event/221029culturalexam

これに合わせて、藤本研究室を希望する方を対象とした説明会を以下の通りオンラインで開催します。

日時:
2022年11月7日(月)17:00-19:00(希望する面談が終了した方から順次解散)

17時00分〜17時30分:藤本研究室の説明、Q&A(全体)
17時30分〜19時00分:(希望者のみ)藤本准教授との個別面談
           (希望者のみ)研究室所属の大学院生やスタッフとの面談

どのような活動をしているか、どのような研究で指導を受けられるかを説明します。
参加希望の方は、事前に下記の参加申込フォームに必要事項を記入してお申し込みください。折り返し、Zoom会議室のURLをメールでお送りします。
https://forms.gle/cgCLjN1iWMjLomvB9

ご参加をお待ちしています。

10月13日 ゼミ活動報告

こんにちは、春口です。
10月13日のゼミ活動報告をさせて頂きます。

今回のゼミでは、M1:研究計画発表、M2:研究進捗発表の形で行われました。
以下がそれぞれの発表内容についてです。

M1:研究計画発表 春口
 今回報告したのは2点です。
 1点目は、作成するシリアスゲームテーマとして、情報通信分野の通信プロトコルを題材としたいということ。2点目は研究としてどういった測定を行うのかを模索しているということです。
 通信プロトコルはゲームにしやすいテーマであることや、様々な特徴を持ったプロトコルの理解が初学者には難しいといった点からゲームテーマとして選びました。しかし、そこから研究として何を測定するのかという点で行き詰ってしまったといった報告でした。
この報告に対して、研究員の財津さんからの「ゲームにしやすいから選んだ、ではなくほかに何か課題を感じるから選んだのだろう」という指摘や藤本先生からの「なぜゲームにするのか一度立ち返って考えてみるとよい」といった助言などを頂きましたので、今一度学習という観点から通信プロトコルを考え直す事としました。3歩進んでは2歩下がるような事ですが、研究においてもっとも重要な部分ですのでじっくり考えていきたいと思います。

M1:研究計画発表 大空さん
 大空さんが報告された内容としては4点です。
 1点目は、研究背景となる文献調査について。2点目は、ゲーム内容のブラッシュアップについて。3点目は、オンライン版への展開について。4点目は、研究テーマについての報告でした。
 オンライン版の報告内で、当初はWebなどの形式を考えていたが企業の方からセキュリティの都合でGoogleスプレッドシートかExcelが望ましいと言われたためそちらで作成する事となった、という経緯が話されておりゲーム制作の隠れた壁を感じました。また研究テーマについての報告では、夏休み中に参加されたボードゲームジャムで経験や授業での経験などから研究テーマとしての方向性を見出されていて、ボードゲーム制作者としての大空さんの能力の高さが垣間見えました。私も見習っていきたいです。

M2:研究進捗報告 升井さん
 升井さんの進捗報告は大きく分けて2点です。
 1点目は論文の章立てについて、2点目は夏休み中に行った研究の結果についてです。
 1点目は論文の章立てについて、全6章として整えたとの報告でした。いよいよ修士論文作成の話題が上がってきました。後輩として来年のためにも参考にさせて頂きます。
 2点目では、夏休みに行った研究結果の集計結果を報告されました。研究で作成したシステムの有効性や各機能と個人の特徴との関連性など、おもしろい結果が多数報告されていました。どのように論文としてまとめられるのかがとても楽しみです。

M2:研究進捗報告 叶さん
 叶さんの進捗報告は3点でした。
 1点目がインタビュー内容の報告、2点目が概念分析の結果報告、3点目がこれからの予定についてです。
 インタビューについては、最終的には18人まで対象が増えたとの事で素人目からはとても多い人数だと感じました。インタビューだけでなく概念分析もそれぞれに行うためとても体力の使う活動だったかと思います、お疲れさまでした。
 概念分析からカテゴリーの試作や結果図の作成などを行われていましたが、結果図が少しシンプルすぎるとのことで、これから詰めていく事になりそうでした。私はシンプルで分かりやすくて良いなと感じていただけに、思わぬ所で自分の勉強不足を感じました。

以上が13日のゼミ内容の報告です。
皆様お疲れさまでした。

【10月6日】ゼミ活動のご報告

M2の升井です。お世話になります。

秋学期がスタートしました!初回ゼミの報告です。急に寒くなったり、衣服の調整が難しい時期になりましたね。本郷キャンパスは毎年恒例の銀杏の臭いが充満しており、すっかり秋を感じています。

■サイさんの自己紹介

ゼミに新メンバーがやってきました。中国から外国人研究生として在籍するサイさんです。サイさんの詳しい研究内容や経歴は本人の記事に任せるとして、凄かったのはゲーム開発を複数していることです。今回、そのデモムービーを見せてもらいました。中国風の趣のある背景や凝ったドットキャラなど、練りに練られていました。

■夏季休暇期間の報告

ゼミ生と研究員の方が夏季休暇期間の報告をおこないました。ゼミ合宿で会っていたのである程度内容は把握していましたが、他にも色々とアクティブに活動されていたようで何よりです。特にボードゲーム領域の大空さんや財津さんはボードゲームジャムや熊本遠征など、外部の人との交流が充実した夏になったのではないかという印象でした。私個人としては、お陰様で無事にビデオ学習システムの実験を終えられたことが一番の収穫です。とても面白いデータが集まったのではないかと思っています。ご協力いただいた方々、ありがとうございました。

■ゼミ合宿(施設調査)の報告

9/29-30にかけて研究室のみなさんと大阪での施設調査に行ってきました。

① REDEE
https://redee.game/

REDEEはゲームでデジタルを学ぶ体験施設で、プログラミング体験やe-sports体験などができます。実は、春学期に事例紹介で私が取り扱った施設でもあります。スケール感が大きく、遠足や修学旅行などでも大人気で、このような施設の存在があることでゲームと教育が対立関係ではなく、シナジーのあるものだと世間に認識されていくのではないかと思いました。

② ボードゲームホテル MIMARU大阪 難波STATION
https://mimaruhotels.com/jp/hotel/namba-station/boardgame/

ボードゲームに特化したホテルに泊まりました。ホテルのあらゆるところがボードゲーム要素に飾られていて、ボードゲームのためのホテルだなと感服しました。部屋の机やソファーもボードゲームがしやすい設計になっていて、夜遅くまで楽しめます。テラスでのBBQも楽しかったです!

③ アクティブラボ
https://kc-i.jp/facilities/the-lab/active-lab/

アクティブラボは、企業や大学などのエキサイティングな技術や活動を、大人から子どもまで、楽しく、わかりやすく紹介する展示エリアとのことです。体験型で、色々な技術に触れることができます。一番驚いたのは、藤本先生がダンスゲームで一曲全部踊り切ったことです。まさにアクティブでした。

最後に…
現在は鋭意、修論の執筆で忙しい日々を送っています。今後は、新メンバーのサイさんの記事もあると思うので、お楽しみに!

「親子でマイクラチャレンジ2022 at 東京大学」のご案内

※定員に達したため、受付を終了しました。ありがとうございました。(10/6 20:35追記)

株式会社イオンファンタジーとの共催で、『親子で楽しむマイクラチャレンジ2022 at 東京大学』を開催いたします。同社運営のオンラインスクール「ゲームカレッジLv.99(レベルキュウキュウ)」の講師陣によるリアル参加型ワークショップで、同社と当研究室が行っている共同研究プロジェクト「多様なデジタルゲームの遊びを学びに接続する支援プログラムの開発」の研究成果として、多くのお子さまに大人気の「マインクラフトの教育版」を使用して実施するものです。

<開催概要>
日時:2022年10月22日(土)、23日(日) 各日13時~15時、15時30分~17時30分
(同一内容を計4回開催します)
場所:東京大学情報学環オープンスタジオ(〒113-0033東京都文京区本郷7-3-1東京大学 本郷キャンパス 情報学環本館地下1階)
 ※アクセスはこちら https://openstudio-utokyo.com/access/
内容:マインクラフトを使って講師や仲間たちと遊ぶことで論理的思考力や創造性を育むことができます。ゲームの持っている特性を最大限活かし、子どもたちの持つ能力を引き出すワークショップです。

対象:小学2年生~小学6年生までのお子様とその保護者の方
定員:各回14組、計56組
参加費:無料
参加申込https://forms.gle/12R5CaK29p7Fbq9A9

主催:東京大学 大学院情報学環 藤本徹研究室
共催:株式会社イオンファンタジー
問い合わせ先:株式会社イオンファンタジー ゲームカレッジLv.99 カスタマーサポート
lv99.af80@gmail.com

<ワークショップの特徴>
①デジタルゲームの学び体験
教育版マインクラフトの特徴を活かした学習プログラムを体験できます。東京大学の会場とオンラインの講師を接続して、ゲーム空間での遊びから楽しく学ぶ力を育みます。

②多人数でのマルチプレイ
チーム対抗チャレンジを取り入れたレッスンです。チームメンバーで助け合いながら、オリジナルの建築物などをマイクラワールド内で制作します!

以上、皆様のご参加をお待ちしております。